2004 年
3 月
2 日
カテゴリ:あれこれ・・・
HIBAKUSHA(ヒバクシャ)という映画を観て
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「ヒバクシャ」という映画をポスターやチラシしか見たことがなく、何の予備知識も持たずに映画会に出かけて行った私は、ショックを受けた。 話では聞いていても、映像で観る現実。核爆弾を投じられ放射能で被爆した日本と同じようなことが、イラクでもアメリカでも起きている。 劣化ウランとは、核分裂をおこすウランが天然には少ないため、原子力発電や核兵器に使えるように濃縮したときにできる放射性廃棄物。劣化とは言ってもとても威力があり、非常に硬くて重いので砲弾にすると戦車も打ち抜くことができる。爆発、炎上した劣化ウラン弾は、微粒子になって空中にばら撒かれ、吸い込むと肺に吸着し、血液に入って全身に回り、放射線を出し続ける。大地に降れば植物に取り込まれ、それを食べる動物、さらにそれを食べる私たちと、植物連鎖でも体内被曝の可能性がある。その力が半減するのに45億年。湾岸戦争後、その劣化ウランの影響と思われる子どもの癌や白血病、従軍兵士にも様々な健康障害が増えている。 今、日本にできるのは、自衛隊をイラクに派兵する事なのだろうか。湾岸戦争から10年、今回のイラク戦争でも使用された劣化ウラン弾により、さらに多くの人たちが長期にわたって苦しむことになる。唯一の被爆国として、その経験を無駄にしない解決を求め、被爆治療にノウハウを生かすことができるはずだ。同じお金を使うなら、薬や医療設備にもっと掛けるべきだろう。 そして日本でも、六ヶ所村の核燃料再処理工場。原発と比べて放射性排出が多く、ウランが入れられてしまえば周辺地域の海や空に、原発365基分の放射能を漏らし続けてしまうとか。放射能汚染は、遠い国のことではなく、身近な誰の身にも起こりうることなのだ。
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